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退屈のすすめ
『退屈のすすめ』 五木 寛之

この本は平成11年に刊行された『知の休日 退屈な時間をどう遊ぶか』に加筆修正し改題されたものです。

退屈な時間をどう生かすか、そのためのヒントが著者の実体験を基に記されています。
つまり、いかに遊ぶか、いかに人生を楽しむか、そこに焦点が当てられた本です。

どんなに忙しい現代であっても、退屈な時間というのはあるものです。
そんな退屈な時間を有意義に過ごすことが、人生を楽しむ秘訣ではないかという著者の想いがビシビシ伝わってきます。

本当に読みやすい本です。さすが五木さんです。
五木さんの本を読むのはこれが初めてですが。

特別なことをして退屈な時間を楽しもうという内容ではありません。
身近にあるもの、「靴」「声」「体」「車」「本」「夢」などを題材に退屈な時間の遊び方が書かれています。

作者の博学で想像力豊かなことが、その内容から読み取れます。
自分が発想したことないような内容が盛りだくさんです。

中でも印象に残っているのが、

「私たちは活字を読むときに、当たり前のように黙読する。それが当たり前のように思っているが、本来言葉は声に出して発せられ、体の中心に響くものではなかったのだろうか」

というような内容のことが記されており、「へぇ〜!!」と感嘆しました。
黙読と音読の効果の違いや、昭和初期以前の文章の読み方など考えたこともなかったため、とても衝撃的でした。

そんな、日常的なことだが衝撃的なこと、つまり退屈を遊んで生かす内容が盛りだくさんです。

休日の時間を持て余しておられる方は是非。




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